熊猫日誌

熊猫の記憶の物置

また描きはじめた

絵を描いている。
昔ほどの集中力が無くて難儀しているものの、描いている。

私は“たま”というバンドのファンで、解散した今も各メンバー(特に滝本晃司さん)のライブには足繁く通っている。
昔もそうだったんだけど、今もたまのファンには絵を描くひとが多い。
しかも上手い。中にはプロの漫画家やイラストレーターもいらっしゃる。
ところで、まもなく“たまの日”がやってくる。11月11日。1989年11月11日の深夜、たまは『いかすバンド天国』に登場した。それで人生が変わったのは、きっと私だけではないはず。
そしてさらに前の1984年11月11日は、たまの前身である“かき揚げ丼”が結成された日でもある。そんなわけで、Twitterの私のタイムラインは、ちょっとお祭の雰囲気になる。

そんな中、「たま生誕祭曲リレー」というのが開催される。

togetter.com

 まずたまの曲を数曲募り、その中から選ばれた2曲を小節ごとに切り分け、希望者に割り当てる。そして各人それらをテーマにしたイラストを描きあげ、当日までにハッシュタグ付きでTwitterにUPする。
実は若い頃は漫画家希望だった私も、2017年は勇気を出して参加してみた。そこそこ好評だったので、よかったな。

漫画を描かなくなって、かなり経つ。
一度は某誌の漫画賞で準入選し、担当までついたというのに、私はそのチャンスを活かすことが出来なかった。
でも絵を辞めることはなかったなと、未だに思う。何でもそうだと思うけれど、使わなくなった筋肉は衰えていく。漫画の画面を構成する力も、物語を作る力も。

ところがここ数年、体の中がザワザワし始めている。
身近にクリエイターが山ほどいるせいか、色々触発されまくっている。
でももう51歳。何ができる?
「いや、何でもできるんじゃない?」
恥も外聞もない。デビューしたいわけじゃない。今なら、みてもらえるところが山ほどある。
あの頃と違って、酷評も(傷つきはするけど!)関係ない。私もおばさんになって、かなり図々しくなった。けども。

いきなりの大海原に投げ出された。
いかん、おぼれてしまう。私は何から始めたらいいんだ?!
そこで私は、相互さんがzineを作るという話を見つけた。
私は1ページをいただき、思いついた漫画を描いた。

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20年以上ぶりに描いた。
コマを割って、完成させたものとなると、四半世紀……え?

自分でビックリしたけど、それでも描けることがわかった。
飽きたらまた休めばいい。そしてまた描きたくなったら、描けばいいんだよ。

現在、今年の「たま生誕祭曲リレー」に参加すべく、えっちらおっちらと絵を描いている最中。風邪で寝込んでいたせいで、かなり作業が遅れているけど。

まあ、なんとかなるさー。