熊猫日誌

熊猫の記憶の物置

コーンクリームと羊の思い出

まずはコーンクリームの話。

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なぜか我が家近辺ではなかなか売っていない。
いちばん良く行くスーパーに無い。最寄り駅に直結しているスーパーにも無い。
唯一、駅と我が家のちょうど真ん中くらいにあるマルエツで売っている。
あと我が家から2キロほどの距離にあるホームセンターにもあった。が、マルエツよりも高い。

カップスープがある。
確かにあれは便利。お弁当にも持って行く。
しかし飲み終わってカップの底を見た時、“だま”が残っている。
たいてい残っている。
スプーンですくって食べると、ジャリッという濃いコーンスープの味がする。
「負けた……」と思う。
何に負けたというのだ。だがあの遣る瀬無さは筆舌に尽くしがたい。

この味の素のコーンクリームは、鍋を使うという手間がある。
水3カップと一緒に溶きながら、火にかける。この時私は、泡だて器を使う。これで“だま”を作らないようにする。
それがフツフツと煮えてきたら、今度は牛乳を1カップ加える。この時に冷凍コーンを加えると、より豪華。コショウなんかもふりかけちゃう。
これでできあがり。
鍋を洗う面倒もあるものの、この「作ったぞ!」という達成感を得られる。
しかもたっぷり4人前できる。

我が家ではこれを、朝食でいただく。二日続けて、朝に食べる。
たまには夜にも食べるけど、たいていは朝。
私にとっては朝でなくてはならない理由がある。

子どもの頃……小学生高学年から中学生くらいまでの間だったと思う。
日曜日の朝食は、私が作っていた。
母はいたけれど洗濯やら掃除やらに忙しく、「お腹空いたんだったら、あんたが作りなさいよ」ということで作り始めた。
メニューは決まっていた。
8枚切り食パン(焼いたり焼かなかったり)、コンビーフとキャベツ・玉ねぎをバターで炒めたもの、そしてこのコーンクリームスープ。当時まだカップスープが出ていなかったのかもしれない。

我が家は食事をダイニングでとっていて、父はダイニングのテレビで「ミユキ野球教室」を見ながら、朝食ができるのを待っていた。BGMは、ミユキミユキミーユキミユキ、服地はミユキ♪
そして出来上がる頃には「ミユキ野球教室」は終わり、チャンネルを替えて「いい旅、ときめき本線」を観ながら、家族四人で朝食を食べる。
今思うと、結構ゆっくりめの朝食だった。
そんなわけで、“コーンスープ=朝食”なのである。

今朝このスープを作りながら、ぼんやりと思い出していた。
あのコンビーフの野菜炒めも、いつか再現したい。


そして羊の話。

上記でもちょこっと出したけど、最近Twitterで「ミユキ野球教室」について呟いた。
相互さんたちが映画「ベイブ」の話題をしていて、作中の「バーラム・ユー バーラム・ユー 羊毛を着た仲間達に変わらぬ忠誠を変わらぬ愛を」という呪文を思い出したんだけど、頭の中では同時に「ミユキ野球教室」のオープニングも出てきていた。
ミユキミユキミーユキミユキ、服地はミユキ♪ と。
そしたら(おそらく)同世代の相互さんが乗ってくれて、「紳士だったら知っている♪」と来た。Twitterの楽しいことのひとつだと思う。

さらに。

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まさかの公式さんからの引用RT。
何があるかわからんなぁ。楽し。

このCMの19秒くらいのところでぴょーんと飛ぶ羊が、私にとっての正式な羊のイメージ。