熊猫日誌

熊猫の記憶の物置

文学フリマ

先日のブログで書いた、zineに参加したという話。
その本が今日から発売ということで、文学フリマに行ってきた。

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東京流通センター。何年ぶりかしらん。

Comic Cityなどの同人誌イベントだったと思う。だからもう四半世紀くらい前になる。
小説はWebでの発表と投稿が主だったから、本を作ったことはない(※)。
だから、この文学フリマも初めての参加となった。

少し早めに着いたのに、もう長蛇の列。
「ああ、これこれ。こうだよね~~、うんうん」
などと思い出に耽る私。
周囲を見ると、お若い方ばかりではない。私と同世代とそれ以上の方も見受けられた。並んでいるそばにはサークルが見本誌を届けに来る小部屋もあり、そこには老若男女が自分の大事な子どもたち(本)を持って入っていく。

「羨ましい」という感が、ふと生まれた。
売る側でありたかった、と。

ここで、私は自分のこの2年間ほどを思った。

まったく創作をしていなかった。
ここ10年ほどは絵は描いていなかったけれど、それまでは小説を某賞に出すために、話だけは書いていた。けれど、この2年間はそれも皆無。
何故書かなかったのかは心当たりがあるのだけど、結局は自分の問題だから誰かのせいにしてはいけない。とにかくこの2年間が惜しいと思った。
何かしらやっていたら、私は今日、ここで作った本を売っていたのかもしれないのに。

まあ、“たられば”を言っていても仕方ないわけで。
とりあえず今年は漫画を再開できたし、最近は小説のネタも降りてきたから、これからはちまちまとやっていこうと思う。
定期的に1頁漫画を描いて、UPできたらいいな。それをいつかまとめて、同人誌に出来たら。あと今Webにあげているけど、ショートショートをまとめて本にするとか。
これ、来年の目標にしよう。(言っちゃった!)

ところで。肝心のzine。

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ワタナベスグル氏編集。読み応えのある一冊。
いずれ通販などもあるかもしれない。手に取る機会があれば、その時はぜひに。


※小説の本を作ったことはないけれど、掲載されたことはある。講談社の「ショートショートの花束6」に4本と「ショートショートの花束7」に2本。書店で見かけたら、ぜひ。