熊猫日誌

熊猫の記憶の物置

口琴、はじめました。

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昨日、川越市東武東上線上福岡駅)にある音喫茶一乗へ、ライブを観に行ってきた。
オツベルさんと尾引浩志さんのツーマン。
オツベルさんの共演相手、尾引さんのお名前を見た時、すごく驚いた。「倍音sの?! ジャンタルマンタルの?!」
ホーメイを操り、トゥバ共和国のニ弦の弓奏楽器であるイギルを奏でる音楽家
ジャンタルマンタルとは滝本さんがメンバーのひとりであるインストバンドで、メンバーには尾引さんの他にも斉藤哲也さんや元さかなの西脇一弘さんもメンバー。ポコペンさんも加入したけど、ライブは2011年12月にやったのが最後。以降はみなさん各々がご多忙で、活動が難しいのかもしれない。
私が行ったジャンタルマンタルのライブは、その2011年12月のMANDA-LA2でのもの。失礼ながらその後の活動は追えていないから、10年ぶりにホーメイが聴けるということになる。

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限定10名の店内は、誰かのお部屋みたいで寛げる。
そしてがっつり安心の感染対策。早く着いたので、まん前かぶりつき席。演者からはこちらがあまり見えないらしく、ちょっとホッとしたり。

ライブはそれはもう素晴らしいもので、それぞれの個性が生きていた。オツベルさんの世界、尾引さんの世界、それぞれが強いのに、アンコールでは不思議な融合を見せてくれた。このツーマンはまたあるとうれしい。このお店で観られたら、さらにうれしい。

ところで尾引さん。コロナ禍でライブが軒並み中止になる中、なんとご自分で口琴を作りだしたそう。この日の物販でも置いてあるとのこと。
口琴といえば、ヒカシューの巻上さんも口琴を販売していたことがあったと思う。トゥバで買って来たものだったかな。
口琴は知久さんも滝本さんもできる。興味がわいた。

ライブ終了後、物販を見せていただいた。大中小と並ぶかわいい木箱の中に、口琴がおさまってる。お値段を確認して、どうしよーでも今日買わなければ、もう買う機会は無いかもーでもでもーーーと悩んでいたけど、6月初旬のライブが延期になってしまったことを思い出して、えいやっと。初心者にはどれがいいかアドバイスをいただいて、こちら。

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尾引さん、目の前でやってみてくださった(ご自分の口琴で)。
でも見ただけではわからない。やってみてコツを掴むしか無い。

帰宅後、ちょっとやってみた。けど鳴らない。
口にどうやって当てていいのか、皆目検討がつかない。
仕方ないので、ネットで検索してみた。
そしたらノウハウが掲載されているサイトが結構ある。

うーん、わかるかな?
とりあえず一軒目を試してみる。
うまく音が出ない。
では二軒目............あれ?! 今“びよよん”って言った?!

てな具合に、わりとすぐに音が出た。
へええ、ほんとだ。確かに頭部全体に響いて音が出ている感じするー。

今日はほとんど一日引き篭もりではあったけれど、事ある毎に箱から出してびよんびよんやっていたら、音を大きく出せるようになってきた。でも時折歯がガチガチ当たる音がするから、まだまだ練習が必要。
口琴、たのしい。
まあ、披露するところは無いんだけど、私の隠れた特技として高めていこうかと。


ところで昨日のライブの話に戻る。
10年前のジャンタルマンタルライブ、なんとオツベルさんもお客として行っていたとのこと。ありえないってことは無いけど、嬉しかったな。
当時のライブの演者のひとりと、客のひとりだった青年の共演を、当時も客だった私が目撃をする。時間の濃ゆさを感じた。