熊猫日誌

熊猫の記憶の物置

実は大変だった三連休。

少々ビロウな話、かな?

三連休だった。かなりウキウキしながら過ごしていた18日金曜日の夜、私に地獄が訪れた。
ふとトイレに行ったら、突然の激しい腹痛。
私は痛みにはかなり強い方なのだけど、その私が「痛い痛い」と呻くくらいには痛かった。ミゾオチの下あたりに差し込むように、ギリギリくる。次第に座っていられなくなり、(なんとか下着やズボンを履いてから)廊下に倒れこんだ。失神はしなかったけれど、そのままゴロゴロのたうちまわっていた。
気付いた夫は驚いて、救急車を呼ぼうとしてた。でも徐々に頭がクリアになってきて、起き上がれるようになったので、様子見することに。そしてなんとかトイレを済ませたら、今度は便器が血の海に。ぎゃああああ。

救急車は回避したけど、ギリギリした痛みは来ては引く、引いては来るの繰り返し。下血というと、大腸がんしか思いつかない。私、このまましぬ?
幸い翌朝もちゃんと目が覚めて、痛みは引いていたから朝ごはんを夫と食べたけど、やはり痛くなる。夫は「ダメだと思ったら、救急車を呼びなさい」と言い、仕事へ行った。かかりつけ医に電話をするも、大きな病院でないと検査結果がすぐに出ないからと別の病院を勧められた。提示された病院は、どこもタクシーが必要。
結局痛みが引いてきたから、この日はそれ以降何も食べずに水だけ飲んで(それでもしくしく痛む)過ごした。便器は相変わらず赤い。

日曜日、かなり痛みが引いていた。朝からトマトクリームリゾットを炊いて食べた。具は玉ねぎとツナのみ。キリキリするけど、何とかOK。血は出ていたけど。何かしら口に入れるとしくしく痛むけど、水分はとらないといけない。痛みも最初から比べるとマシにはなっていたし。
胃腸専門の病院を検索して見つけた。隣の駅前にあるクリニック。内視鏡が受けられるらしい。幸い火曜日の午前9時に予約が取れた。
この日は午後から滝本さんの配信ライブがあって、しばし不安を忘れて楽しんだ。
夕飯はうどんをやわらかく煮たもの。夫にはかき揚げものせたけど、私はやめておいた。

月曜日。またもトマトクリームリゾットを炊いた。今度はエビとシメジを入れた。おいしい。まだ違和感はあるものの、痛くはならなくなってきた。血も止まった。安堵。少し周辺を歩き回ることもできた。快復のきざし。調子もよくて、久しぶりにパウンドケーキを焼いた。自分では一切れしか食べられなかったけど。
夜はまたもうどん。三連休こんな調子だったせいか、体重が1キロ減っていた。全然うれしくない。


火曜日、急遽職場には遅刻をお願いして、予約したクリニックへ。
人気があるのか混んでいたけど、到着が早かったから早々に呼ばれた。
貫禄のある院長先生。金曜日からの症状を話したら、笑顔でこう言われた。
「それは、虚血性大腸炎です」
そんな速攻で病名が判明するとは思わなかった。

何かしらの理由で大腸への血管に血が行き届かなくなったことが原因で起こる大腸炎だそうで、その後出血も止まったし便秘もしていないので、そのままにしておいても良いそうな。あらま。
さすが専門医。私は病院運がいい方だけど、ここでも良いところを引き当てたらしい。

これで終りではなく、内視鏡検査を受けることになった。
これまでやったこと無いし、もういい年なのでやっておくかと。
その時にポリープが見つかったら、小さなものなら切り取ってくれるらしい。
ただし予約が一杯で、取れたのは6月下旬。その時の準備のために飲む薬をもらって帰ってきたけど、下剤ばかりでちょっとゲンナリしている。

コロナワクチン三回目の副反応はせいぜい37.5℃どまりで、特筆することも無いくらい平和に終わったのに、まさかこんなことが待ち構えているとは。
ライブの予定を入れていない連休で、本当によかった。