熊猫日誌

熊猫の記憶の物置

そして、私はゼリーを食べる

まだ風邪は完治していない。

平熱だけど、鼻づまり。鼻をかむのはいいけれど、時々鼻血まで出るので、それが困ったちゃん。鼻の粘膜、弱りまくり。それでも咳は、だいぶ落ち着いてきた。

亡き父がよく言っていた。私は鼻をかむのが下手なんだそうな。

「お前は本当に鼻をかむのが下手だな~」
一緒に暮らしている時は、鼻をかむ度に言われた。
確かに一回でスッキリすることなく、何度もかむ。一気に力を入れると、何やら別のものが出そうになるから。鼻血とか鼻血とか鼻血とか。
隣の部屋でかんでも、わざわざやってきて言われた。
「お前は本当に鼻をかむのが下手だな~」
しつこい。
そもそも上手なかみ方ってどんなだ。それに練習したからといって上達するというものでもないと思う。父のいない今も、私は相変わらず鼻をかむのが下手なままである。

下手だとどんな弊害があるか。

耳がボワーッとする。

かんだ時に、耳の中の空気が激しく外に出るみたいな感触がある。この後、耳がボワーッとした状態に。
ダイビングとか飛行機が離陸した時とかの、あの耳の状態。まるで水の中を歩いているみたいな聞こえ方。
“耳抜き”が必要になってくる。
ところが今回は、その耳抜きが何故かうまくいかない。
いつまでも、耳がボワーッとした状態。
指を耳に突っ込むと、若干はよくなっているような気がする。でもすぐ戻る。
そのまま寝てしまえば、朝起きる頃には治っている。のに、また鼻をかむと、この状態に。まったく聞こえないわけではないから良いものの、不愉快は不愉快。

鼻をかむのが巧くなれば、こういうことは無くなるのかな。
でも巧くなるなんて夢物語だし、やっぱり私は鼻をかむのが下手くそで耳がボワーッとなるから、せめてもの慰めにフルーツゼリーを食べるのだ。

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んまい。