熊猫日誌

熊猫の記憶の物置

呼び名

うちの三毛猫姉妹の名前はもちろんあるのだけど、こうして公にするのは何故か気が引けるので、あえて書かない。(別にばれてもいいのだけど)

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保護主さんの写真から拝借。保護された当時の三毛姉妹(生後10か月)。険しい顔だのう。

彼女たちの呼び名。ふだんからその名前に“さん”やら“ちゃん”を付けて呼ぶのだけど、最近では頭文字を伸ばして、“りーさん”“みーさん”と呼んでいる。
同じ子音から始まり、しかも私は滑舌が悪いのだけど、よく聞き取ってくれる。呼び間違えると、こちらが誤魔化しても拗ねる。

そういえば、と思い出す。
実家ではねこを3匹飼っていた。野良が産んで行った子たちで、成り行きで4匹中3匹を育て上げた(残り1匹は友人・現在の夫の実家にもらわれていった)。
茶トラ、白、三毛猫といたけど、三毛猫の名前が“ミケ”だった。まんま。
両親がそのミケを呼ぶ時、“ミーちゃん”だった。
実は両親が私を呼ぶ時も、“ミー”だった。
だから私も混乱したし、親もめちゃくちゃ混乱してた。しまいには私を“ミケ”とか呼んだりとか。別にイヤではなかったし、だからしまいには訂正しなくなっていた。

今は私をそう呼ぶひとは母のみで、それでも最近は“お姉ちゃん”が多い。(二人姉妹の姉)

現在は、だいたい“ミキさん”と呼ばれる。
プライベートでも職場でも。同じ部に3人もいる苗字だったから、その苗字のひとたちは皆名前で呼ばれてた。その名残で、この苗字は私だけになった今でもこう呼ばれている。
Twitterアカウントもペンネームもこれ。本名。

本当は“みゆき”と名づけられるはずだったらしい。
母方の祖母が孫につけたがっていた名前だからだとか。
ところが当時住んでいた集合住宅で、ご近所に“みゆき”ちゃんが3人もいた。だから一文字を抜き取った。“き”には父の名前からもらった漢字がついている。

そういえばこの話、作家の沢木耕太郎先生に話したことがある。新刊のサイン会が神田神保町三省堂書店であって、その時に宛名を書いてくださったんだけど名前の由来を訊かれた。私の拙い説明を、先生はやさしく頷きながら聞いてくださったなー。

閑話休題

例外が母と他3名だけ。
以前の職場以来の友人は、私を“ハットリくん”と呼ぶ。そこに在籍していた頃に結婚して、在職中は旧姓を通していたから。
妹は“おねえちゃん”とか“おねえ”。
あと夫。“ツマ”なんだよね。何なんだそれは。私も“オット”と呼んでる時期があったんで、おあいこか。

名前にしろ愛称にしろ、とにかく呼ばれるのは好きだな、という話。
(※現世のものからに限る)



今夜はこれより、“さるハゲロックフェスティバル”を配信で観る。
全部通しでは無理だけど、これは現地にいても同じだから気にしない。
ここ数年は他のライブと被ったりスケジュール的に無理だったけど、今年はみんな配信鑑賞。久しぶりの雰囲気に心躍る♪