熊猫日誌

熊猫の記憶の物置

【ネタバレ有】『ハウス・オブ・グッチ』を観た。

毎日の通勤、私は銀座駅で乗換えをする。
定期券があるからいったん改札を出るのだけど、こんな広告を見かけた。

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一瞬、グッチの宣伝かと思った。銀座だから店舗があるし。

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でも、店舗にアル・パチーノがいるわけない。渋い。
もう少し銀座線に近づくと、映画の予告が壁に映し出されていた。ああ、映画の宣伝か。

へえ、おもしろそうかも。
それにそろそろゴリゴリのハリウッド映画も観たいし。本編始まる前に、ライオンがガオーとか言う会社のとかね。(私の言う“ハリウッド”が本来の意味かどうかは不明)

公開前だったから、すぐにムビチケを買った。そして公開を待ったのだけど、またもやコロナ感染拡大ですわ。もう。

それで公開からしばらく経って、劇場や上映時間などをいろいろ考慮して今日、観に行ってきた。

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やーーー観に行ってよかった。
こうした史実を元に作られた話、私は好きなのよ。『ミュンヘン』とか『ボヘミアン・ラプソディ』とか『大統領の理髪師』とかも。

私はブランドとしてのグッチには興味ないし(香水は愛用していたことがあったけど)、その歴史もまったく知らない。
そしてレディー・ガガについてもほとんど知らない状態で観てた。
すごいね、レディー・ガガ。最初のパトリツィアとマウリツィオの出会いのシーン、マウリツィオが“グッチ”を名乗った途端に、ちゃんと札束を見る目になるんだもの。

でも確かにパトリツィアは“グッチ”の富が目当てでマウリツィオに近づいたんだろうけど、いつごろからか本当にマウリツィオを心から愛し始めてたんだね。これは意外だった。もっとしたたかな女だと思っていたから。
それが暗殺という手段に至るのは、エキセントリックに思う人もいるかもだけど、ちょっとわかる。ちょっとだけ。

全体的に音楽がステキだった。サントラがあったら、絶対に欲しい。
あと全体的にオシャレ。最初のパトリツィアの登場シーン、車から降りて、お尻を振りながらずり上がったスカートを直すとこが、めちゃくちゃかわいい。あのデザインのスカートは、車を運転しているとああなるのね。
パトリツィアはグッチと関わる前の方が、ずっとチャーミングだったように思う。

そういえば、マウリツィオ役のアダム・ドライバー。彼がしりあがり寿先生に見えて仕方なかった(笑)。ちょうど今日、「さるハゲロックフェスティバル」開催だし。